雨のち晴れ!明けぬ夜は無し!

病と家族に向き合う自称ファイターの雑記帳

2023/1/8・ステロイド治療の巻

ステロイド治療について

この病気になるまではステロイドの単語くらいは聞いたことがある。そんな程度でした。

軟膏タイプのステロイド薬とか塗ったこともありましたが、いざ調べたり聞いたりすると、やれ副作用がとか、リスクが大きすぎるとか様々と話を聞かされています😫私が知るステロイド薬は今回の治療に使う代物とは違うようなので説明を受けたものの説明を簡単に書いておきたいです😀

これから先々でステロイドの効果がどうなって、副作用はどこに、どんな風に出現してくるかを体をはって調べて記録していけたらと思います😁ては、始めます❗

 

ステロイドとは?

副腎皮質ホルモンの1つ。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用もあり様々な疾患の治療に使われています。

副作用を恐れるあまり、自己判断で服用をやめたり、量を減らしたりすると症状が悪化したり再燃したりします。効果と副作用対策を理解したうえで服用する。困ったことがあれば、医師、看護師、薬剤師に相談してください。とのことてす。

 

使用方法は?

ステロイドパルス療法

メチル・プレドニゾロン500 ~ 1000mgの点滴注射を3日間行います。

②経口ステロイド療法

一般的にはプレドニゾロンという薬が使われています。体格や病態によりますが、初期投与として1日あたり20~100mg程度で開始し、2~4週ごとに5~10mgずつ減量していきます。PSL20mg以下ではさらにゆっくり減量していきます。

”もりじぃ”の場合は10日から5mg×12錠=60mgで開始予定

 

服用中に注意することは?

①急に内服を中止しないこと

ステロイドホルモンはプレドニゾロン換算で2.5~5mg程度が生理的に分泌されているが、それ以上の量のプレドニゾロンを長期で内服した場合、副腎皮質からのステロイドホルモンが分泌されなくなります。急に薬を飲まなくなると、体の中のステロイドホルモンが不足し、倦怠感、吐き気、頭痛、血圧低下などの症状が見られることがある(ステロイド離脱症候群)

②ストレス時には要注意

手術・抜歯その他、体にストレスがかかるときは、ステロイド薬の調整が必要な場合があるので主治医に事前に相談すること。

 

副作用は?

ステロイドの主な副作用とその対策について示します。

これら副作用は全ての人に発現するものではなく、疾患・薬の量・内服期間により様々です。自己判断による薬剤調整は行わずに、気になる症状があれば主治医と相談する。

感染症・・体の抵抗力(免疫力)が低下するため、風邪やインフルエンザなど感染症にかかりやすくなります。投与量が多い間(プレドニゾロン換算40㎎ / 日以上)は注意が必要です。抗菌薬の予防内服をしてもらうこともあります。

日頃は、手洗い、うがい、マスク着用、人混みを避けるなどの一般的な注意をする。

骨粗鬆症・・骨がもろくなる(骨密度が減少)圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などが起こりやすくなる。予防薬として、骨を守る薬(ビスホスネート薬)やビタミンD製剤を内服する。

 

③糖尿病(ステロイド糖尿病)・・糖を合成する働きを高めるため血糖が上がります。投与量が多いほど血糖は上がるので特に投与量が多い間は、食事療法による予防が大切です。薬による糖尿病治療が必要な場合もあります。

 

④消化性潰瘍(ステロイド潰瘍)・・消化管粘膜が弱くなるから潰瘍ができやすくなる。胃酸分泌を抑制する薬や胃粘膜を保護する薬を予防的に内服する。

 

血栓症・・出血を止める働きをする血小板の機能が亢進っするため、血管の中で血液が固まってしまう血栓症が起こりやすくなる。予防的に血をサラサラにする薬(抗血小板薬)を内服する。

 

⑥精神症状(ステロイド精神病)・・不眠症うつ状態になることがある。軽度が多いがよくあります。ステロイド薬の減量により後遺症なしに改善します。

 

⑦外見上の変化・・俗に言われる「ムーンフェイス」「にきび」「多毛」「脱毛」など外見上の変化が起こることがあります。減量で改善します。”ムーンフェイス”に対してはカロリー制限など食事療法を行う場合もあります。”にきび”に対しては皮膚を清潔に保つなど一般的対策をする。必要に応じて、皮膚科受診をしてもらい外用薬を使う場合もあります。

 

動脈硬化高脂血症・・動脈硬化を促進し、コレステロール中性脂肪が高くなることがある。食事に注意し必要に応じコレステロール中性脂肪を下げる薬を内服します。

 

⑨高血圧症・むくみ・・体内に塩分が溜まりやすくなるために起こります。塩分を取り過ぎないようにします。

 

白内障ステロイド白内障)・・白内障(視界が白く濁る)の進行を早めます。長期に内服する場合は眼科での定期的検査を行い、必要であれば点眼薬で予防をする。

 

緑内障ステロイド緑内障)・・眼球の圧力(眼圧)が上昇する(緑内障)ことがあります。自覚症状はほとんどなく、眼圧を測定する必要があります。ステロイド薬投与後、数週間以内に起こり、ステロイド薬の減量・中止で改善します。

 

⑫服腎不全(ステロイド離脱症候群)・・ステロイドホルモンはPSL換算で2.5~5mg程度が副腎皮質から生理的に分泌されている。それ以上の量のPSLを長期に内服すると、副腎皮質からのステロイドホルモンが分泌されなくなります。急に薬を飲まなくなると、体の中のステロイドホルモンが不足し、倦怠感、吐き気、頭痛、血圧低下などの症状が見られることがある(ステロイド離脱症候群)。自己判断で急に内服を中止しないように注意が必要です。

 

大腿骨頭壊死(無菌性骨壊死)・・大量投与で稀に起こることがある。多くの場合ステロイド薬投与後、数か月以内に、股関節の痛みで発症する。急な股関節痛が生じた場合は直ぐに伝えること。早期発見が大切です。

 

⑭その他・・生理不順・不整脈ステロイド筋症、などが見られることもある。いずれもステロイド薬の量の減量により改善します。

 

ステロイド剤使用について説明書・同意書を提出しました

内容はステロイド剤の意味と、急に止めた場合のリスク、使用することで副作用が発生する可能性を示唆した内容です。副作用に対して予防薬を併用しながらステロイド剤を使用することもあり、一方でステロイド剤を使用しない場合の不利益と代替え療法についての進言も併せて記載されています。ステロイド剤以外の免疫抑制剤もあるものの、現在の病気に対して医学的根拠が乏しく、効果も十分でない可能性もあります。加えてステロイド剤と同様に様々な副作用もある。との内容です。

これらの説明を受け、内容を十分に理解し同意するものであれば署名をするようにという書類でしたので即時署名をして提出しました。